『ピンク&ブルーリボン運動』

2023.09.12

「ピンク&ブルーリボン運動」とは、妊娠中や誕⽣後に⾚ちゃんを亡くしたご家族への⼼のケアや⽀援の必要性を啓発する運動です。

毎年10⽉9⽇〜15⽇が、国際啓発週間「Baby Loss Awareness Week〜亡くなった⾚ちゃんとご家族に想いを寄せる1週間〜」になっています。

イギリス・アメリカはじめ各国で同時に開催されるこの啓発週間は、流産・死産や新⽣児死等で⾚ちゃんを亡くしたご家族への⼼のケアや⽀援の必要性について意識を⾼め、お空の⾚ちゃんへ共に想いを寄せることで、希望を失いかけているご家族の孤⽴を防ぎ、「ひとりじゃないよ」と⽣きる⼒を⽀えることを⽬的としています。そして、短い時間でも家族に幸せをくれた⾚ちゃんの命を讃える⼤切な機会でもあります。「ピンク&ブルーリボン」は、BLAWの国際シンボルとされています。

⽇本産科婦⼈科学会によると、医療機関で妊娠が確認された⼥性の15%前後が流産を経験するとされています。更に、「妊娠12週以降の亡くなった⾚ちゃんの出産」を死産と定義した場合、1万6277件(出⽣数は81万1622件)あり、約50⼈に1⼈の割合で死産を、約1400⼈が新⽣児〜乳児期の⾚ちゃんとの死別を経験しています。(2021年厚⽣労働省⼈⼝動態統計)経験者の中には、家族や⾝近な⼈に理解されないばかりか、社会的な偏⾒も受け、激しい悲嘆反応を抱えることがあります。⼀⼈孤⽴し、悲嘆が複雑化した事による精神疾患の発病や引きこもりなどの、⻑期の社会的機能不全、配偶者との離婚、更には⾃死を選択してしまう⼈もいます。

当事者の社会的な孤⽴を防ぎ、ご家族が早期から適切なグリーフ(悲嘆)サポートを受けられるよう啓発活動を⾏うべく、この「ピンク&ブルーリボン運動」があります。

活動の詳細はこちらから→https://blfs-angie.jimdosite.com